箸塚の碑
箸塚をつ<り箸文化継承
結婚式で使われる箸は「割る」ということばを忌み、一本ずつになった箸を紙の帯で結びます。 意外なことに、上部がくっついて、使用時に割る割箸が作られたのは明治の初めからとのことでした。
日本では、著は単なる食事用だけではなく、人生の節目となるいろいろな場面で、「縁結び箸」「夫婦箸」「厄除け箸」「延寿箸」「寿箸」と名付けられたおめでたい箸が神社から授与される風習があります。また、遠く離れて住む家族に「陰膳」を供える風習もあります。柳田国男は「社交も人生の大事もことごとく飲食(箸・・・筆者註)によって完成する」と言っているように、箸文化はきわめて日本人にとって大切なものです。
藤本社長はこのことを重視し、地元の吉田山龍拈寺に箸塚を作って寄贈し、八月四日の「はしの日」に は毎年箸供養を催しています。当日使用済みの箸を持参した人には新しい箸を差し上げ、さらにはうどん、フライドポテト、だんご、かき氷、うちわなどを無料奉仕しています。もう十五年になります。
「私たちの食生活になくてはならない箸。
生命を支えて食える大事な箸。
この様な大事な箸ですが感謝の気持ちを
持って使っているでしょうか。」
吉田龍拈寺箸塚
愛知県豊橋市新吉町3
割箸リサイクル運動
藤本グループは全社を挙げて、割箸のリサイクル運動を行っております。
藤本グループでは全社を挙げて、これまで廃棄物として扱われダイオキシンの発生源と云われていた使い捨てられた割箸を集め、ゴミの減量をはかるために「紙のリサイクル運動」を行っています。
使用済み割箸の「リサイクル効果」
割箸リサイクル環境対策に貢献し、名古屋市から感謝状を授与されました。(平成14年8月)
割箸10kg(2,500人分<5,000本>)でティッシュペーパーなら15箱、四六版カレンダーなら15冊出来ます。
割箸400g(100人分<200本>)で週刊誌が1冊出来ます。
割箸3膳で(6本)でA4コピー用紙が1枚出来ます。
藤本グループは竹割箸のリサイクルも考えています。
リサイクルしにくい竹の活用法として生まれた竹割箸を、使用後は竹炭を土壌改良剤として、製造過程で出来る竹酢は殺菌・殺虫剤として、再資源化すべく準備をしています。